究極の埼玉ラーメン徹底ランキング

魂の逸品を探せ!!究極のラーメン探求ガイド

食べ歩いて決めた究極のランキング

数あるラーメン情報サイトを見ていて、こんなことを感じた経験はないだろうか?

  • けして客観的とは思えない提灯記事が多すぎる。
  • 画一的で、ありきたりな記事も少なくない。
  • 書いた人の、ラーメンへの愛が伝ってこない

思い当たるふしはあるだろうか。少なくとも、僕には大いに不満があるのだ。

ましては僕は、都内はもとより隠れた激戦区である埼玉県内のラーメンをかなり食べ歩いてきたという自負がある。だから、本気で埼玉ラーメンを比較し、究極のランキングを作ろうと思ったわけだ。

そこでまず、以下の表を見て頂きたい。

【比較ポイント】

  • 各具材の評価
  • 総合的な味
  • 価格設定
  • 接客の満足度
【第1位】
とろこくチャーシューごとく
ごとくラーメン総合最近は工場の濃縮スープを使う店も多いのだが、ここはしっかり自分のところで炊いているようだ。それにも拘らず、自家仕込みの店にありがちな味のブレがないのだ。系統としては透明感の中にもガッツリとした脂のコクを感じさせる旨塩系といったところだが、雑味の処理には感服せざるを得ない。濃厚なコクの中にも、フルーティな柚子の香りがエッジを利かせており、爽やかな後味を演出しているのだ。一方麺に関しても、一見しただけでは特別な処理がされてるようには見えなにのだが、きちんとスープに絡む。小麦の香りの立ち具合からしても、かん水の配合に秘密があるのかもしれない。さらに、バラ肉をきちんと糸で巻き上げたチャーシューが絶品だ。普通、肉を焼いたり揚げたりすると僅かに苦味が入ってしまうのだが、雑味のない肉本来のうまみがするのだ。おそらく高圧釜でじっくり蒸し上げることで、肉本来のうまみを閉じ込めているものと思われる。しかし、これら個別の要素にも増して素晴らしいのが全体の調和だ。各具材の個性がぶつかり合うことなく、白磁の器のなかで結実している。
味の総合評価 基本に忠実な鶏、豚、野菜のトリプルスープとコシのある麺、そしてとろけるチャーシューと、すべてのバランスがとれている。
★★★★★
価格設定 今どきフルトッピング(半熟卵、チャーシュー、海苔、葱、メンマ全部乗せ)で630円とは衝撃的。充分に納得できる価格設定。
★★★★
接客 湯切りのキレといい、スタッフの立ち姿といい気合の入り方が半端ではない。その一方、混雑時間帯でも接客の基本である笑顔を忘れないなど好印象。
★★★★★
店の所在地 埼玉県越谷市千間台西1-8-4(せんげん台店)
サイトURL http://www.keitou.com/
【第2位】
羅麺家 匠
羅麺家 匠総合動物系をベースとした、やや茶色がかった白濁系スープが特徴。そこに、煮干などの魚介系のダシを合わせることで奥深い味を演出している。麺は微かにウェーブがかかった中太タイプの自家製麺だ。もっちりとした食感が喉に心地良く、これ単体では素晴らしいコシを持ったものなのだが、若干自己主張が強すぎる印象もある。おそらく、スープのクドさに負けないよう工夫にした結果だと思われるが、この点はまだ改良の余地があるのではないだろうか。チャーシューは肉厚で臭みもなく、肉質そのものの良さを感じさせる。しかし、スープに点在する柚子の小片、海苔の下に隠された玉ねぎの存在はいかがなものだろうか。また、どこからともなく漂ってくる胡麻油の風味も気になる。あれもこれもと欲張った結果、味の調和を乱してしまっているように思う。その他の部分が高レベルなだけに残念だ。
味の総合評価 白濁スープを筆頭に、細部にまで手がかかっている。普通盛で200gと小ぶりで、具材もやや少ない印象も。
★★★★
価格設定 看板メニューの匠らーめん650円は、クオリティの高さからすれば不満を感じさせない。
★★★★
接客 手際もよく、接客もキビキビとしており爽やかな印象。髭面の店長は、一見恐そうにも見えるが、話すと案外紳士的だ。
★★★★★
店の所在地 埼玉県さいたま市浦和区仲町2-10-12
サイトURL 公式HPなどは存在しない模様。
【第3位】
ぜんや
ぜんやラーメン総合 一見すると透明で淡白にも見えるスープだが、一口すすってみると濃厚な脂の香りに驚くことだろう。魚介系をメインとしているが、よくある煮干や鰹ダシではなく、貝類などを使用したと思われる奥深いうま味が印象的だ。基本となる“塩”そのものにもこだわりがあるようで、中国福建省の自然海塩を使用していると のことだ。一方、麺はコシの強い中太麺を使用しているのだが、これが若干ボソボソした印象を与えかねない仕上がりとなっている。これに加えて、茹で加減自体もあえて硬めにしているこようなのだが、スープとの相性を考えると多少の疑問を感じなくもない。チャーシューはそれほど大きくはないが、バラ肉とモモ肉 の2種類が添えられており、スープの脂味を奥深くするのに一役かっているようだ。全体として、スープの力で全てを纏め上げる方針のようだが、味の調和を考えるに、こうした措置を是とするか否かは個々人の舌に委ねたい。
味の総合評価 誰もが認める塩ラーメン界のトップランナー。オープン以来、まったくブレのない味を提供している。
★★★★
価格設定 ぜんやラーメンは700円は、行列店にしては格安の値段設定。
★★★★
接客 接客は良いが有名店だけに待たされすぎるのが辛い。それもまた一興と、余裕を持った心で臨むべし。
★★★★
店の所在地 埼玉県新座市野火止4-9-8
サイトURL 公式HPなどは存在しない模様。
【第4位】
らーめん ふくのや
らーめん ふくのや総合 スープの味を端的に言えば、「山頭火」や「風来居」に似た塩とんこつ系と表現するのが妥当かと思われる。まぁ、ここの経営者が風来坊渋谷店の元店長ということを考え合わせれば当然の事といえるだろう。味そのものは臭みのない豚骨が利いたエッジの立ったものなのだが、ニンニクの香りが強烈すぎるのはいかがなものだろうか。麺は、とんこつ系のスタンダードとも言える針金タイプで、その細さからは想像しがたい力強いコシが頼もしい。チャーシュに関しては次第点といったところだが、濃厚なトンコツスープにはこのくらい控えめな方がマッチしているのだろう。
味の総合評価 人気メニューの塩ラーメン、とんこつスープの塩味はきわめてリピート率高し。丁寧な仕事ぶりが光る。
★★★★
価格設定 塩ラーメン680円は、高く感じなくもないが充実度を考えれば許せる範囲。
★★★★
接客 決して悪くはないが、人気店だけに繁忙時には時間がかかりすぎることも。
★★★
店の所在地 埼玉県桶川市泉1-1-17
サイトURL http://fukunoya.cc/
【第5位】
麺匠 むさし坊
麺匠 むさし坊総合 鶏の濃厚なダシが利いた白濁系スープが特徴。そこに揚げネギが微かな香りを添えており、なかなかの実力を感じさせるスープだ。動物系のスープにも拘らず、豚骨を使用していないこともあってマイルドな仕上がりとなっている。麺は、ややウェーブのかかった細麺で柔らかめの食感となっている。あまりコシを感じさせないソフトな口当たりが、この淡白なスープにはよく合っているように思う。チャーシューについては極厚とも表現し得るボリュームを備えており嬉しいかぎりではあるが、僅かな苦味を感じるなど雑味の処理に課題が残るようだ。
味の総合評価 各具材には説得力あり。ただし、全体のバランスがとれていない印象も。ひとつひとつの要素は悪くないのだが、ガツンと納得させてくれる何かが足りない。
★★★
価格設定 「らーめん」680円には、個人的に少しばかり割高感を感じる。
★★★
接客 押しつけがましくもなく、適度に距離感を保った心地よい接客。
★★★★
店の所在地 埼玉県さいたま市南区沼影
サイトURL 公式HPなどは存在しない模様。

ごとくを選んだ理由

おいしさの基準なんて人それぞれだ。それゆえ、「僕が1位と決めたんだから、みんな従え」なんて言う気はさらさらない。ただ、1位に選んだ以上、そこには根拠があるということだけは強調しておきたい。

では、根拠とはなにか?僕の場合、うまさをはかる根拠として次の点を意識している。

味の調和

当然ながら、まずは味。しかも味については、麺とスープ、チャーシューの味、そして全体のバランスという4つの要素を意識することが大切だと考えている。中でも全体のバランス、つまり味の調和は特に重要だ。よく、「ラーメンはスープが命」だとか、「いや、麺こそが肝心だ」といった意見を耳にするが、ラーメンとは総合芸術なのだ。どれか1つが飛び抜けて旨くても、他の味を殺してしまっては元も子もない。良い奏者をそろえた上で、熟練の指揮者が統率をとってこそ味覚のシンフォニーが奏でられるというものだ。

そして、これら“味”についての基準を考えた場合、僕は「とろこくチャーシューごとく」こそ1位であるべきだと思った。派手さに走らずあくまでも基本に忠実なスープ、その魅力を引き立てる力強い麺、その名のとおり口のなかでとろりと溶けるチャーシュー、それら名プレイヤーたちが口のなかで見事に絡み合ってくれるのだ。だから毎回、食べるたびに新たな発見がある。

庶民的な価格設定

次に、もう1つの基準について。ずばり、それは価格である。というのも、かねてから僕はラーメンの価格設定に少しばかり疑問を感じていたのだ。たしかに、いい素材を使えば必然的に価格は上がるのかもしれない。しかしそうはいっても、ラーメンに1000円以上払うというのはどうも抵抗があるのだ。僕の財布が軽いからということももちろんあるけれど(泣)、そもそもラーメンって、もっと手軽に食べるべきものだと思うから。だからそういう意味でいうと、理想は600円台。そしてそう考えた場合、たっぷりの具材をフルトッピングした「ごとくラーメン」が630円というのは、理想的な価格に思えるのである。

接客

さて、最後の基準は接客である。頑固であることを勘違いして、必要以上に無愛想だったり決まりごとが多かったりする店もあるが、僕はどれだけうまかったとしてもそういう店を認めない。なぜなら、接客業であるという基本を忘れた人間が、本当にうまいものを提供できるわけがないと思っているからだ。だからその点からみても、「とろこくチャーシューごとく せんげん台店」は合格。店員のキビキビした動きは見ていて気持ちがいいし、なんだかそれだけでトクした気分になれるからだ。

というわけで、これらすべての要素を熟考した結果、「とろこくチャーシューごとく せんげん台店」を1位に選んだわけである。

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